サッカー2位 野球7位
サッカーは、今や世界的なスポーツとして人気が高いようです。ヨーロッパ、南米などは、強豪大国として競技人口が多いエリアになります。4年に1回開かれる大きな大会は、世界で7億人以上が観戦するイベントです。日本のサッカーがプロ化になり、この大会を知った人も多かったと言えます。
しかし、日本には、野球というスポーツが存在し競技人口が多い球技になります。少年チームから学生、社会人、プロまで、団体競技として人気があります。近年は、野球人気に陰りが出ていると言われ、原因はスター不足やアメリカのチームへの移籍が挙げられます。日本でスター選手が少ないと、観戦したり注目するケースが薄れて競技に魅力がなくなってきます。また、ライバル的なサッカーと比較されたりして、心移りになる場合もあるようです。
野球は、世界でプレーしている球技人口は、約3000万人います。球技スポーツとしては、7番目に位置してサッカーは2位になります。世界的な大会も、参加国を比較すると圧倒的にサッカーが多いです。しかし、どちらの球技も、特徴や魅力があり楽しいスポーツになります。今後、世界では、どちらかの競技人口が減ったり増えたりするようになりますが、両方のスポーツを観戦して盛り上がる事がベストです。
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サッカーW杯をルールの面で比較する
野球のWBCとサッカーのW杯(FIFAワールドカップ)をルールにおいて比較すると、まず競技そのものの規則は野球の方が複雑といえます。野球のルールのもととなっているのはOfficial Baseball Rules(公認野球規則)ですが、ここで定められている規則は審判員ですら覚えるのが大変なほど細かく、現役の選手やコーチ、監督でもすべて把握している人は少ないといわれています。サッカーの試合において適用される規則も複雑ですが、野球と比べれば単純で覚えやすいです。
W杯とWBCの2つの大会を比較すると、規模については断然W杯の方が大きいです。W杯は大陸サッカー連盟を通じてFIFAに加盟している211の国・地域のほぼすべてが参加しますが、WBCの参加国はW杯よりはるかに少なく、28の国および地域にとどまっています。どちらの大会も予選と本大会から成り、W杯は32チーム、WBCは16チームが本大会にすすめます。ただし、W杯は全チームが予選を勝ち上がってくるのに対し、WBCは12の予選免除枠があるため、予選から出場する場合は出場枠はたったの4つしかありません。
また、試合日程の組まれ方も大きく異なります。W杯のグループリーグの組分けは、同じ大陸のサッカー連盟の加盟国同士の対戦が決勝トーナメントに入ってから組まれるように調整されますが、WBCにはそのような配慮はないため、勝ち上がると同じ相手と複数回対戦しなければならない事態が生じることがあります。実際に、2009年大会では優勝した日本と準優勝した韓国が決勝までの9試合の中で5度対戦していたことが問題となり、次回大会から試合形式が変更されています。
サッカー 野球と比較 わかりやすさが勝つ
現在の日本において、一、二を争うほど人気のあるスポーツは何と何かを考えると、やはりサッカーと野球だと言うことになるでしょう。そのどちらがより人気があるのかは、世代によって答えが分かれてくるでしょうが、若い世代に人気があって、またかつては野球と比べるとその他大勢的な存在に過ぎなかったのが、現在では勝るとも劣らないレベルの存在にまで成長してきたことから考えると、サッカーの方に軍配を上げても良いかも知れません。
またその二つのスポーツを代表する大きな国際大会である、W杯とWBC のどちらがより大きく盛り上がるかという点で比較しても、サッカーの方が優っていると言えます。そのようにライバル的な関係にあるこの二つのスポーツには、もちろんそれぞれに大きな魅力があるものですが、多くの人にとって取っつきやすい、わかりやすさで優れているのはどちらかを考えた場合にも、サッカーと言うことになるでしょう。
野球は攻撃と守備にはっきりと分かれており、投手と打者の一対一の対決が大きな見せどころという点ではシンプルだとも言えるのですが、状況によって送りバントしたり、犠牲フライを狙ったり、ヒットエンドランを試みたりといったように選択の幅が広い分、慣れていない人には何が行われているかわかりにくいという恐れがあります。その点サッカーは攻撃と守備に別れることなく、一つのボールを両チームが奪い合い、相手のゴールを狙うという点で、とてもシンプルでわかりやすいと言えるでしょう。
サッカーではターンオーバー制を採用しているクラブに注目!
欧州圏にはUEFAチャンピオンズリーグという世界的な注目を集める欧州ビッグクラブ参加の大会があります。
一方、日本にてJリーグが開幕した1993年当初は、アジアのトップクラブが参加するアジアクラブ選手権という大会は注目度が低めで軽視されていました。
しかし、2000年代に入ってアジアのサッカー界に大きな転機がやって来ます。これまでクラブ世界一を決める大会は欧州ナンバー1・南米ナンバー1の2クラブによって争われていたものの、各国王者が参加するクラブW杯というものが新設されました。
それを機にアジアではAFCチャンピオンズリーグ(旧アジアクラブ選手権)に関する関心度が一気に高まります。そして、アジア各国のビッグクラブはAFCチャンピオンズリーグ(略称=ACL)を制覇してクラブW杯に出場し、欧州や南米の強豪と真剣勝負をする事を目指し始めました。浦和レッズやガンバ大阪が実際にACLを制覇してクラブW杯に出場し、ACミランやマンチェスターUと対戦する姿を見て各クラブのモチベーションはさらに高まります。
そうやって少しずつACLに対する考え方は変わっていき、Jリーグのビッグクラブはリーグ戦とACLを両方とも同じくらい重視するようになりました。
そんな中、リーグ戦はベストメンバーで戦ってACLはサブメンバー中心で戦うのではなく、両方とも同じレベルのチームで試合に臨むために2チーム分の戦力を揃えるクラブが増えています。
2チーム分の戦力をもつクラブは基本的にリーグ戦要員とACL要員を完全に分離するようなターンオーバー制はとっていません。実際にメンバーが入れ替わるのは3人から5人程度ながら、有能な指揮官は疲れている選手をうまく休ませて2つの大きな大会を戦い抜きます。
ターンオーバー制を導入しているクラブというものはスタメンが固定されていない傾向で、欧州ビッグクラブのようにフレッシュなスタメンがみられます。そういったクラブに1年間注目してみると、サッカーをより楽しめるはずです。