サッカーW杯とWBC 比較
国内では、WBCの方が盛り上がっている様に感じる人も少なく無いと思いますが、サッカーW杯では1試合の視聴者が10億人を軽く超える事も多く、ヨーロッパや南米での人気は凄まじいものがあり、視聴者数や人気だけなら比較対象にすらならないのが現実です。WBCは、MLB機構とMLB選手会が設立した組織による世界野球ソフトボール連盟公認の世界一決定戦として2006年から4年ごとに開催されている歴史の浅いイベントであり、利益配分による日本チームの不参加表明や日本チームの不参加による損害賠償請求脅迫、アメリカチームに有利な判定を下す審判など開催当初より物議を醸していたアメリカチーム優遇のイベントです。
総収益に関しては、正式な発表は行われていないが、MLB機構とMLB選手会が総収益の65%以上を得ているとされている不透明な会計の大会である事もあり、参加国間でも非常に温度差のある大会です。サッカーW杯は、世界最大のスポーツイベントであり、1930年以降4年ごとに行われています。サッカーW杯は、当初ジュール・リメ・トロフィーをかけて争われた事から1970年のメキシコ大会までジュール・リメ杯世界選手権大会と呼ばれ、西ドイツ大会以降FIFAワールドカップと呼ばれる様になり、前大会では全世界32のナショナルチームが参加しています。
サッカーW杯は、2013年大会で一次リーグ敗退チームに対して34万ドル程度の賞金をしか出さなかったWBCと比較して、2014年大会ブラジル大会ではグループステージ敗退国に800万ドルに加え、準備金100万ドルや選手の日当、怪我などへの保険金4000万ドルなどを出資しています。