数年前と比較するアジアサッカー

一昔前のアジアのサッカーは韓国、イラン、サウジアラビアなどが強豪で、日本は4番手以下でした。しかし、1998年のジョホールバルの歓喜をきっかけに、近年まで急激な成長を遂げています。ワールドカップは1998年、2002年、2006年、2010年、2014年と、5大会連続で出場しています。アジアカップも制した経験があり、アジアではトップに君臨する存在になりました。

しかし、日本のサッカーが進化すると同時に、他の国も力をつけてきているのです。数年前と現在を比較すると、日本と他の国の差は確実に縮まっています。近年急激に力を伸ばしているのは中国、UAE、タイ、カタールといった国々です。これらの国に共通して言えることは、サッカーの成長にしっかりと投資しているということです。中国、UAE、カタールは世界中から優秀な選手を獲得していて、自国のリーグの活性化を図っています。

潤沢な資金力を活かして、選手に高額な年俸や報酬を払っています。そいて、タイはJリーグの選手を多く獲得していて、リーグのレベルを飛躍的に成長させています。日本がお金をかけてJリーグにスター選手をたくさん呼んだように、他の国もサッカーを盛り上げようとする動きが活性化しています。